為替の基礎知識;為替相場の歴史

今回からはやっと為替の基礎について勉強していきます。為替相場は外国と貿易を行う際には取り決めておかなければなりません。日本が諸外国と為替を行うようになったのは江戸時代後期からと考えられます。(※ 江戸時代というのは江戸幕府という中央政府があるものの、諸藩はそれぞれ独立国家として存在していました。その為、統一貨幣というものが定められていなかったので為替相場というものもなかったんじゃないでしょうか。)

日本円とアメリカドルの為替相場は古い資料では、明治初期で約1ドル=1円だったそうです。その後、徐々に為替相場は円安傾向になり明治後期には、約1ドル=2円となっています。昭和に入ると、戦前の昭和10年頃の為替相場(ドル円相場)は、約1ドル=3.5円となり、太平洋戦争終結後、円安が飛躍的に進んでいきます。

アメリカ軍との交換レートによると、1945年9月の為替相場が1ドル=15円、1947年3月の為替相場が1ドル=50円、1948年7月の為替相場が1ドル=270円という記録が残っているそうです。そして1949年4月に1ドル=360円という固定相場制が取られ、この為替相場が1971年まで続くことになります。

1971年12月に開催された10カ国蔵相会議で合意されたスミソニアン協定によって、円はドルに対して16.88%切り上げられ、1ドル=308円の固定為替相場となりました。このスミソニアン体制は長続きせず、1973年に日本を含む先進各国は相次いで変動相場制に切り替えました。

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